絶体絶命

RADWIMPS( ラッドウインプス ) 絶体絶命歌詞
1.DADA(dadadada Ver.)

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

生きてる間すべて遠回り すべて大回り なのにそれなのに
近道探してみて 小回り お巡りに見つからないようにばかり
あげくの果ては拝み 神頼み 少しでも楽に 他人よりも前に
叶わぬと知るや否や 嫌み ひがみ 鬼畜の極み 南無阿弥陀仏

生まれた時すなわちそれが入り口 あとは誰しもが死ぬ時が出口
生きてることそれこそ回り道 長い暇つぶし そのものが命
なのに なぜに我先に 向かう先は出口とも知らずに
一抜けるために日々自分探し ならぬ肝試し 終いにゃうらめし

近道がしたいなら すぐそこにあるよ
壱、弐の、参で 線路へ

なぁなぁなぁなぁなぁなぁにしないで
もんもんもんもんもんもんとさせないで
まぁまぁまぁまぁまぁまぁにしないで
とんとんとんとんとんとんといかないで

我らの宝それはテクノロジー 新しい命のためにエコロジー
守るべきこの地球の素晴らしい未来のために いざ今目醒まし
って何たわけた事抜かし 恥ずかしげもなく 夢見の心地に
大事に抱えたその命がこの星にとり何よりもいらんのに

どうなってんだ どうなってるんだ あんたもう黙っておくんな
どうなろうがなんだって言うんだ そんなこた知ったこっちゃ
ないんだこっちゃ なんだっていいんだ エンヤコラ やんのかこら
ハッケヨイでさぁさぁ ノコッタ

地球救いたいなら その身を捨てなよ
針千本ノックで

なぁなぁなぁなぁなぁなぁにしないで
もんもんもんもんもんもんとさせないで
まぁまぁまぁまぁまぁまぁにしないで
どんどんどんどんどんどんといかないで

消えてなくなっちゃって じゃあね バイバイ
望み叶って やった ワイワイ
って拳高くあげんだ ハイハイ

喜び勇んでさぁさぁ バイバイ
今更なんで泣いてるんだい?
お礼の一つや二つもないかい

オーライ?
どうだい

なぁなぁなぁなぁなぁなぁにしないで
もんもんもんもんもんもんとさせないで

なんならそこで泣き散らして ただ駄々こねくり回して
何度だって立ち尽くして 邪論、戯論、愚論まき散らして


2.透明人間18号

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

晴れた空の蒼さだけじゃ もはやかばいきれはしなくて
このままではボロが出ると 黒く染まり色を仕舞いこんだ
されど黒に身を預けるほどの懐などなくて
どちらにせよ潔さが 求められることを知った

聖者も僕も同様に 照らしてくれるのが救いだよ
太陽が照らす相手選んだら きっと僕に色は与えられない

ただ一つを貫く人 幾色にも塗れる人
それぞれなけなしの 正しさを振り絞っているのに 僕は
白と黒の狭間で今日も 見事なまでの灰の色
涙一つこぼしてみても 色は教えてはくれない

賢者も 空も 凡人も それぞれの色に染まる中
太陽の光纏った君は 無色透明に輝いていた

何ににも染まらぬように 何にでも溶けるように
心と声との隙間に 裸で立ってられるように

黒発:白着 鈍行に乗り 何万回目かの里帰り
その道すがら乗り込んできた 君に僕は見つかったんだ
すると灰の色の僕を眺め 綺麗と言ったんだ
虹の色を掻き混ぜると 同じ色をしていると

聖者の声がこの僕の 耳にも聞こえるのは救いだよ
声が 届く相手選んだら きっと君と僕は出会えぬまま

何ににも染まらぬように 色々から逃げるように
これっぽっちのこの僕に 何を選べというのかい

僕にもなれるかな
何か嫌いというには 何も知らないから

僕にもできるかな
この命の間に 全ての色を手に

できるかな

愛さないで 愛でよう
探らないで 探そう
語らないで 喋ろう
歩まないで 歩こう

愛さないで 愛でよう
飾らないで 飾ろう
変わらないで 変えよう
失くさないで 捨てよう


3.君と羊と青

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

今がその時だともう気付いてたんだ 光り方は教わらずとも知っていた
眼の前の現在がもうすでに 思い出色していた

奇跡は起こるもんじゃなくて起こすものだと
手当たり次第ボタンがあれば連打した
「今」がすり切れるくらいに生きてたんだ 精一 目一杯を

喜怒哀楽の全方位を 縦横無尽に駆け抜けた日々を

君を見つけ出した時の感情が 今も骨の髄まで動かしてんだ
眩しすぎて閉じた瞳の残像が 今もそこで明日に手を振ってんだ

世界が僕らを置き去りにするから 負けじと彼らをなおざりにしてやった
するとどうだ寂しがったこの世界が 向こうから割り込んできた

今日の僕を賞味できる期限は今日 眠らせて 腐らせるくらいならばと
青いままでヘタもとらず落ちた僕を 君が受け取ったんだ

苦いけど 苦しくはないよと 君は
酸っぱいけども 悪くはないよと そう言った

起承転結の「転」だけを 欲張って頬張った僕らの日々よ
「結」することなどのない日々を

君を見つけ出した時の感情が この五臓の六腑を動かしてんだ
眩しすぎて閉じた瞳の残像が 向かうべき道のりを指差してんだ

リアルと夢と永遠と今と幻想が 束になって僕を胴上げしてんだ
あの日僕らを染め上げた群青が 今もこの皮膚の下を覆ってんだ


4.だいだらぼっち

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

一人ぼっちは寂しいけれど みんな一人ぼっちなら
寂しくなんかない 一人ぼっちなんかじゃないから

「君は優しい人」 誰かに与えられたその
肩書きを守るため 必死に僕を飼いならす

だけど もう疲れたよ 僕は降りることにしよう
一言で言えるような人間に 僕はなれない

生きてる間の ほんのちょっとの時間くらい
一人で大丈夫だよ 大丈夫だよ

一人ぼっちは寂しいけれど みんな寂しいんなら
一人ぼっちなんかじゃない 寂しくなんかないから

僕はもうダメなんだ 神様の失敗作
どこで何を 間違えたんだろう 答え合わせでもしよう

でも待ってよ もしかしたら この世界ははじめから
失敗作や でくの坊の 放り込まれたゴミ箱

生きてる間の ほんのちょっとの時間くらい
誰かといればいいんじゃない いいんじゃない

一人ぼっちは寂しいけれど みんな一人ぼっちなら
寂しくなんかない 一人ぼっちなんかじゃない

一人ぼっちは寂しいけれど みんな寂しいんなら
一人ぼっちなんかじゃない 寂しくなんかないから

「ところで君は じゃあどんな人?」と尋ねられて気付いたよ
一人だけじゃ 誰かがいなきゃ 僕が誰かも分からない
僕は 生きてさえいないじゃないか

一人ぼっちは寂しいけれど 君と二人ぼっちなら
寂しくなんかない 一人ぼっちなんかじゃない

一人ぼっちと一人ぼっちが 集まってできたこの世界
寂しいことなんかない 一人ぼっちなんていないよ

一人ぼっちになんてなれないから


5.学芸会

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

寄ってらっしゃい 来てらっしゃい 待ちに待った今日は学芸会
みんな切磋琢磨して 力合わせて 作り上げてきた一大舞台
ちょっと待って そうだっけ? なぜにここに俺はいるんだっけ
さぁさぁ列になって 胸を張って 幕が降ろされた

与えられた役名は 変哲もないただの 「少年D」
望んでなどいないのに 群れの中に 舞台上に
上げられたはいいけど 脇役を任された少年D
先生 僕は僕の世界では 誰がなんと言おうと主人公です

この世界では僕は少年D 名前も持たない少年D
台詞はひとつ 「おやすみなさい」 そう僕がいなくても始まる舞台の
端っこに立った少年D 誰も彼なんか見ちゃいない
でも僕にとってはVIP そう僕がいないと始まんないんだよ
僕の世界は

待ってました お出ましだ ついに来た 出番だ 道あけな
皆々様 俺様のお通りだ ガンガンとライト 照らしておくれよ
何言ってんの? 言っちゃってんの まだサンタはソリに乗ってんの?
それは君の世界の話でしょ? 現実の中の話はこう

いてもいなくても一緒なの どうこう言える立場にいないの
主役の子に当てられた光からわずかに漏れた微かな明かりが
僕の照明 ここにいる証明 人様のおこぼれで生きれて光栄
って思いなさい 演じなさい 胸張って脇を固めなさい

「こうなれば」と呟いて ついには狂いだした少年D
予想だにしない事態に 舞台上はもはや独壇場
逃げ惑う群れの中 あえなく捕らえられた少年D
先生 これで晴れてこの僕が 誰が何と言おうと主人公です

この世界では僕は少年D 名前も知らない少年D
台詞はひとつ「おやすみなさい」 そう僕がいなくても始まる舞台の
端っこに立った少年D 誰も僕なんか見ちゃいない
でも彼にとってはVIP そう僕がいたって もしもいなくたって
違いなどないって? んなわけないって
僕がいないとこうなんないんだって

学芸会は大失敗で大失態の反省会
もう何なんだい?どうしたんだい?
一体全体何がしたいんだい?
とんだ厄介だ 何百回と何万回と謝らんかい
もう一回の最終回で大挽回を皆に誓いなさい

この世界では僕は少年D 名前も持たない少年D
台詞はひとつ 「おやすみなさい」
そう僕がいなくても始まる舞台の
端っこに立った少年D 誰一人彼など見ちゃいない
でも僕にとってはVIP
そう僕がいないと始まんないんだよ
僕がいなくても始まる世界
でも僕がいないと始まんないんだよ 僕の世界は

季節巡って 秋になって 待ちに待った今日は運動会
さぁさぁ位置について ヨーイ、ドンで


6.狭心症

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

この眼が二つだけでよかったなぁ
世界の悲しみがすべて見えてしまったら
僕は到底生きていけはしないから
うまいことできた世界だ いやになるほど

それなのに人はなに血迷ったか
わざわざ広いこの世界の至る所に
ご丁寧に眼付けて あーだこーだと
僕は僕の悲しみで 精一杯なの

見ちゃいけないなら 僕がいけないなら
針と糸すぐほら持ってきてよ
塞いでしまうから 縫ってしまうから
最後にまとめて全部見してよ

1が1であるために今日も僕はね
100から 99も奪って生きてるんだと
んなの教えてと頼んだ覚えはないのに
いいから ほら もう黙ってて イワンのバカ

世界から見れば今のあなたは
どれだけ かくかくしかじかと言われましても
下には下がいるって 喜びゃいいの?
僕は僕の悲しみも 憂いちゃいかんとさ

泣いちゃいけないなら 僕がいけないなら
涙腺など とうに切っといてよ
生まれた時にさ へその緒の前にさ
ついでに口 横に裂いといてよ
したら辛い時や 悲しい時も
何事もないように笑えるよ
そうでもしないと とてもじゃないけど
僕は僕をやってられないんだよ

今日もあちらこちらで 命は消える
はずなのにどこを歩けど 落ちてなどいないなぁ
綺麗好きにも程があるよほんとさ
なんて素晴らしい世界だ ってなんでなんだか

そりゃ 色々忙しいとは思うけど
主よ雲の上で何をボケっと突っ立てるのさ
子のオイタ叱るのが務めなんでしょ
勇気を持って 拳を出して
好きなようにやっちゃって

見なきゃいけないなら 僕がいけないなら
目蓋の裏にでも貼っといてよ
生まれた時にさ へその緒の前にさ
そうまでして逆らいたいなら
僕が嬉しい時も 気持ちいい時も
瞬くたび突き落としてよ
だってじゃないとさ 忘れてしまうから
僕の眼は二つしかないから

この耳が二つだけでよかったなぁ
世界の叫び声がすべて 聞こえてしまったら
僕は到底息ができないから
僕は僕を 幸せにする機能で

いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい
いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい

見ちゃいけないなら 聴いちゃいけないなら
僕らの下にも次の命が
宿った時には へその緒の前にさ
そのすべての世界の入り口を
閉じてあげるから 塞いだげるから
僕が君を守ってあげるから
逃がしたげるから その瞳から
涙が零れることはないから


7.グラウンドゼロ

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

立ち止まるなんて無理だよ この星の上に生きてる限り
だって猛スピードでこの星は 僕の体を運んでるんだよ

立ち止まってみたければ 時速1400キロの速さで
精一杯地球逆廻りに 走らないとね

頑張んないためにも頑張んないと いけないなんてわけが分かんない
仕方ないから頑張るけど もういい どうにでもなれ

どれだけ後ろ向きに 歩いてみても未来に
向かってってしまうんだ 希望を持たされてしまうんだ
手渡されたそいつをただ 投げ捨ててみたところでまた
空になったその手に次の 未来渡されてしまうんだから

やり場に困ったその未来 仕方ないから取っておいたけど
ふとした時に目を向けると 血走った眼で僕を見るんだよ

逃げ込んだ部屋の隅っこも くるまった布団の中でさえも
目一杯 僕のすぐそばにへばりついてる

「ねぇもういいかい?」「いやまだだよ」
「じゃあもういいかい?」「もうしつこいよ」
諦めることとか知らないの? もうどういうつもりなの?

どれだけ頭を垂れ 歩いてみても未来に
すぐに見つかってしまうんだ 僕を連れてってしまうんだ
いっそのこと 追い抜いてやろう なんて息巻いたところでまた
決して追い越せやしないんだ 夜に浮かぶ月のようなもんなんだ

後にも 先にも 行かしてはくれないんだ
ちっちゃな箱に詰め込まれ 運ばれるしかないんだ
後にも 先にも それ以外はないんだから

「金輪際 関わんない」「ついに諦めた、もう万々歳」
「だけど最後に、お願いよ 耳澄ましてみて」

どこかで聴こえる声「捨ててしまうような未来なら
どうか僕に譲ってくれよ 大事に使ってみせるから」

そしてやっと気付いたよ そっと 強く 抱きしめたよ
生まれた時 そう確かに 僕が受け取ったものだから

遥か先の 君に叫ぶ 「今から行くから待っててよ」
その瞳に涙 浮かべた君は 僕の未来そのものだったんだ


8.π

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

いつでも僕はありったけの「ホント」をベットの上に脱ぎ捨てて
目一杯の「ウソ」をクローゼットから引っ張り出して身に纏って
今日も家を出る

いつでも僕はどっかで他人とオナジでいたいと願ってテ
けどどっかで誰ともチガウ何かでありたいと強く願ってテ
今日も間を取るけど

平均値化して 経験値化して デキタノガ 此ノボクデス

上がったり 下がったり そんなくり返しもうかったりぃ
ってなったり 分かったり 分からないふりをしてみたり
行き当たりでばったりのはずが予定通りだったり
もうガッカリ物語り でもやっぱり良かったりしてる

いつでも君は自分のことだけを僕には見ていてほしくて
けどやっぱりしつこいと気持ちが滅入って煩わしくもなってきて
今日も距離計る

どんだけ頑張ってみたところで好きにはなれない人がいて
けどその人もきっとどっかの誰かにとってかけがいのない人で
今日も丸くなるけど

本当の形は 目に見えるものと チガッタリシテルンダロウ

尖ったり ひっ込んだり 削り削られ丸くなったり
細ったり 太ったり 僕はきっと今食べ盛り
もう踏んだりの蹴ったり されて形が出来上がったり
落っこったり 這い上がったり もう何だい もういい コリゴリ

あんたには分かんないって言われちまえばそりゃ確かに
おっしゃる通り でも元来それ言っちゃお終いになんない?

つまったり つまんないで いささか疲れ果てちまったり
でまったりの ぐったり していたら逆に肩凝ったり

何なんだい 万々歳 白旗の揚げ方も分かんない
もうファイナリー エターナリー にがっかりとやったりを
いったりできたりしてく


9.G行為

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

まだ まだ できるんだ 俺にゃまだまだ力あるんだ
こんなもんじゃないんだ 元来の俺の力を発揮したならば
その気になったらばドカンと デカイことすぐさまでもできんの
ただ 今じゃない 「いつ?」 まだ 「すぐ?」 いつかのため蓄えんの
どこのどいつも なぜ見くびんの? 勝手に低く俺を見積もんの
何も 分かっちゃいない 成っちゃいない
もうやってらんないっちゃ ありゃ しないっちゃ
もう ねっちゃ くっちゃ 口ん中 なんだか 粘着質になってきちゃっちゃ
そんなこんなで 改めて 慰めて 好きなだけ 俺褒めて
G行為 G行為 G行為 G
G行為 G行為 G行為 G
ちっこい ちっこい ちっこい 自慰
G行為 G行為 G行為 G
分かってる 俺は 分かってるよ やればできる子なの 知ってるよ
本気を出した君には 恐るべき力が隠されているよ
まだ本気を出していないだけ みんなは本気出しても あんだけ
あぁ 楽しみだ 楽しみだな とんだ大物に化けるかなぁ あぁ
成功者がよく語るじゃない 下積み 自慢げに 話すじゃない
君にとって 今がその時なんじゃない? そうじゃない? きっと
そうなんじゃない? パナイじゃない? そうだったらヤバイじゃない
今が 美談になんじゃない 今が辛いほどいいんじゃない?
おいしいんじゃない? 「じゃない」が多くない?
i understand that your complainant and understood with
your clean opinion all you need is a satisfaction
so please feel free let's masturbation
何よ ほんと近頃の男 ちゃんと一物がついてんの
飾りでついてるだけじゃないの 中身すっからかんなんだわ きっと
見るからに自らに明らかに 自信満々な あんな女に
入れあげるなんて気が知れない あーヤダヤダもう殺してやりたい
今日のあいつもそうよ 何よ せっかくの下着台無しよ
ホントの私を知らないからよ ホントの私を知っちゃったらもう
食いついてくるわ 抱きついてくるわ イヤと言ったとこで泣きついてくるわ
泣きついてきたら許したげるわ 私はいい女だから ドカン

全く以て同感です あなたのおっしゃる通りでげす
test test test test マイクのtestです
俺はゲスです クズです イエスレッツ!
君が生まれた時代が違えば こんなはずじゃなかったんだ
時代が時代だったらまったく真逆の舞台立っていたんだ
間違いない 不甲斐ない男に惑わされるこたない
奈良時代 その界隈じゃ モテて仕方なかったんじゃない?
それ褒めてんの? ねぇナメてんの? バカにしてんの? ナメてほしいの!
だめだめ そんなナメナメ言ったら もうオブラートが溶けていっちゃうよー

んなわけあるかボケ そこドケ おののけ人の皮をかぶったこの物の怪
例え何度生まれ変わったとて お主にゃチャンスなんざないんじゃ
その手と手取り合って 手っ取り早くテンポよく諦めんのがええどすえ
エトセトラと性行為とオサラバ こっちこい G行為

G行為 G行為 G行為 G
G行為 G行為 G行為 G
こっちこい こっちこいこっちこい こっち
ちっこい ちっこいちっこい 血
でもね でもね でもでもね でもね でもね でもでもね
でもね でもね でもでもね でもね でもね でもでもね
私かねがね思ってたことが一つあんだが ちょっといいかな
今日もどこかでその手でその身を慰めてらっしゃる 子羊よ

どうせだったら 結ばれちゃえばどう? 羊同士合体したらばどう?
さすればこう 世界はもうちょっと 優しい色になることでしょう


10.DUGOUT

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

母の腹を裂いてまで 出てきたこの娑婆 この世界に
母の痛みに見合うだけの 意味を 意義を 遺せる気もしなくて

お腹のへその緒がとれた時からもう人は皆迷子
喩えて言うならそれはまるで 紐のとれた凧が空に羽ばたく様

最近よく戻りたくなるよ 産道通って還りたくなるよ
でっかくなって戻って来たよと 言って

探したって居場所はないよ そんなもんどこにもない
ここにあるのは見渡す限りの 宇宙だけ

この広大な世界の真ん中に
この小さな社会の隅っこに
置き去りにされたこの身の
やり場を知る術もなくて

迷子と迷子が擦れ違うたび 一つ、また一つと道は増えて
入り組んでゆくだけの迷路を 誰かがふと世界と呼んでみたんだ

「あっち行こうよ」「こっちに行こうよ」「あっち行けよ、こっち来るなよ」
「それならばあっちに行こうよ ねぇそうしようよ」

どっちに行こうと袋小路 見つかりっこない広小路
後ろ振り返れば果てのない 歴史が

積み上がった歳月の先頭に
朽ちてゆく時代の最後尾に
置き忘れられたこの身の
振り方 知る術もなくて

迷子が出した答えの数だけ道ができた
道が交じったとこに諍いが生まれたんだ
いつだって勝者の遺した言葉が歴史になった
そう僕みたいな敗者が残した言葉なんか
けむに巻かれてゆく 流れてゆく 葬られてゆく

毎日何かを食べてまで しがみついているこの世界に
殺めた命に見合うだけの 価値が 意味が
あるとは到底思えるはずもなくて

超えてきた日々揺らいだとて
建てた誓いが明日を閉ざしたとて
慰めだろうか罰なのか
時は流れを速めるの

何言われようが その手その脚縛られようが
その脚が向いた方が いつ何時だって前になんだ
前倣えって言われようが 気づいたらばビリになっていようが
後ろ振り返ってみりゃ ほら先頭にブッチギって立ってるんだ


11.ものもらい

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

いつだってここにあるこの腕や耳や目を
僕は探したりなど したことはないけど

何かを探すのには いつも使うくせに
いつかなくなるなんて 考えもしないんだ

ある朝 目覚めれば 瞳がなくなってた
探すにも探せない 君がないと探せない

仕方なく手探りしようとするけども腕もない
音の頼りを聴こうとするが澄ます耳もない

僕が僕であるかどうかさえももう知る術も
ないと知った僕は何者 もうないもの?

そんなこと起こるはずもないこと
でも起こったよ そんなもんじゃない その上いく出来事が

「いつも ここにいたよ」ってさ 笑う声が悲しくて
そばにいたいと願えば願うほど 視界からは外れてて

「いつも ここにいたよ」って そう それはまるで泣きぼくろ
だから きっとこれからは毎朝 起きてさ 確かめるから

いつだってここにいた 君の姿かたち
どんなって言われても もう分からないほどに

何かを探すのにはいつも使うくせに
いつかなくなるなんて考えもしなかった

距離がものを言うなら 鼓動を僕とするなら
この腕よりも 耳よりも近くに君はいたから

だってさ わざわざ 広い世界の中から
僕の胸のここのところ 心の鼓動から

2センチかそこらのところを お気に入りの場所に
選んでくれたから だからこそ もはやそれは僕の一部と

思い込む 脳に罪はないと思う
ほら また自分かばった 自分ばっかだ

いつだってここにある 弱音や、迷い、愚痴を
隠したってバレるならと 見せびらかすけど

いつからかこの僕を 覆い隠すほどに
本当の姿など 見る影もないほど

この眼で この腕で 君のこと見つけたんだよ
そして君で 君の手で ねぇそうだよ僕は僕の形が分かったよ
僕は僕と はじめて出会えたの

「いつもここにいたよ」ってさ 僕の中の遠くから
耳を澄まして 出どころ探すけど 声の主は埋もれてて

「きっとこれからはね」ってさ 喉まできたその声を
どこに 向かって放てばいいかも 分からずただ呑みこむの

僕ら 二つが一つになれればと 近づきすぎたあの距離の意味を
なんで今頃になってさ この記憶は語るのか

そうだ 一つが二つになったんだ この世に落とされるその前に
一瞬前に だから 不時着後すぐ会えたの

二度目の離ればなれも きっとすぐまた出会えるよ


12.携帯電話(Cat Ver.)

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

今日も携帯電話をポッケに入れて歩くけど
待てど暮らせどあの人からの連絡はなくて
まるで寂しさをポッケに入れて歩いているような
そんな こんな僕です

いっそ携帯なんて捨ててしまおうかと思うけど
電話帳にいくつもの名前が入っていて
まるで友達を携帯しながら生きているような
そんな 変な僕です

もうわけが分かんなくなっちゃって 一人ぼっちになりたくなって
電源を切って 僕に「おやすみ」

こんなものがなければ 今日も僕は一人だと
思い知らされることもなく 生きてけたんだろう

だけどこれがあるから 今日もどこかの誰かの
ポッケの中に僕の居場所が あるんだろう

ふいに携帯電話を暇つぶしがてら見ていると
あのケンカも あの約束も残っていて
まるで僕の歴史を携帯しながら生きているような
そんな こんな僕です

さらに電話帳の名前をぼんやりと眺めていると
どうにもこうにも思い出せない人がいて
まるで僕よりも僕のことを分かっているような
そんな変な箱です

もう何も分かんなくなっちゃって 僕を僕のものしたくなって
電源を切って 僕に「おかえり」

こんなものがなければ 今日も君がいないことを
思い知らされることもなく 生きていけたんだろう

こんなものがあるから 忘れていいようなことも
何ひとつ失くせずに いつまでもずっと残っている

だけど だから 今日もポッケに入れて 僕は歩いてく

見えもしない 聴こえもしない 君と繋がっている不思議
見えない糸が張り巡った その中で今日も僕は生きてる
その中で今日も僕は探してる

こんなものがなければ 今日も君はいないこと
君と確かにいたこと すぐ隣にいたこと

そんなことのすべてを 僕と君のすべてを
失くせそうにもないこと 忘れられそうにもないこと

だけどこれがあるから こんなものがあるから
今日もどこかにいる君の ほんの少しだとしても
その中のどっかに僕の居場所が あるんだろう


13.億万笑者

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

明日に希望を持った者だけに 絶望があるんだ
何かを信じた者だけに 裏切りはあるんだ

勇者だけに与えられた 名誉の負傷とでも言うのか
それにしてはずいぶんと 割に合わないな

手にしたいものがない者に 眠れぬ夜はないんだ
守りたいものがない者に この怖れなどないんだ

握りしめることもなければ 奪われることもないんだ
失くしたって気付かぬ者からは 何も奪えやしないんだ

「絶望なんかまだしてんの? 何をそんな期待してるの?」
ご忠告どうもありがとう でも譲る気はないんだ

僕はね 知ってるんだ これらすべて
喜びの対価だと 万歳のおたまじゃくしだと

僕の肩に乗った 彼らすべて
対義の語とセットなの 片割れのもとへ無事届けるまで

裏切りを知った者だけに 疑いが芽生えるんだ
そいつを手にした自らの 汚れを憎むんだ

でもそもそもの元を辿っていけば 正しさに気付くんだ
どれほどの価値があったかは 手放してから知るんだ

「身軽になったこの体で 僕はどこにだって行けるよ」
いや、手放した時はもうすでに その価値は分からないんだ

僕だけ知ってるんだ これらすべて
喜びの対価だと 昨今のドル円相場はどう?

この際だもう 目指そうか せっかくだから
効率優先至上主義の 現代の億万笑者でも ねぇ

一人では叶えられないと この寂しさは言うんだ
本当に寂しいのは そう思えなくなることなんだ

僕が僕を諦めたら もう痛みなどないんだ
それだけでこれら全てが たまらなく愛しいんだ

僕はね知ってるんだ これらすべて
喜びの対価だと 本日の為替相場はどう?

ねぇどうしたの? そんなにいっぱい抱え込んでさ
とんだ文明の退化だと どんだけあざ笑われようと

僕なら 大丈夫さ もうビクともしないから
だってもうじき会えるんだ 片割れが待ってんだ
手に入れるんだあなたとは もっと違う笑い方を

僕は


14.救世主

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

君がいなくなったら
きっと世界も終わる
だって世界は 君の中でしか廻れないから

君が楽しいんなら
きっと世界も笑う
だって世界は 君の中にしか映れないから

君がいなくなったら
きっと僕も消える
だって僕は 君の中にしか生きれないから

君と出会ったあの朝に
僕は世界に呼ばれ
そっと 君を守るようにと送られたんだよ

僕を救ってくれないか

君がいないと ここにいないと 何もないんだよ
そう 君は今日も この世界を救ったんだよ

僕を消さないで 離さないで 繋いどいてよ
そう 君は生きた 今日も生きた
どうもありがとう

君が生まれた朝に
きっと世界も生まれ
ずっと一緒に 同じ歳を重ねてるんだよ

君が寝返り打つたび
きっと世界は目覚め
ほっと胸を撫で下ろし また眠りにつくんだよ

君が気付かないように 押し潰されないように
歴史を作って 星を散らして 見守ってるんだよ

僕を生かしてくれないか

君がいないと ここにいないと 何もないんだよ
この世界と君と 僕にまつわるものすべて

意味を消さないで 離さないで 繋いどいてよ
君の吐く息を今日も世界は吸ってる

君の瞬きのたび 世界は止まる
耳をふさぎ込むたび 世界は黙る
君の瞬きのような命だけど
この世界は 君のその手の中

僕がいなくなっても きっと世界は続く
だって僕は 君の中でしか生きれないから
だって世界は 君の中でしか生きれないから

ほら ほら ほら ほら
ほら ほら ほら ほら